上方遊歩人のクラシックシネマ考

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zoom RSS 門外不出!“幻の映画”を鑑賞

<<   作成日時 : 2010/06/13 23:40  

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シネ・ヌーヴォで開催中の「美術監督 井川徳道の世界」から・・

先週は『緋牡丹博徒 お竜参上』(1970年)を鑑賞した。

そして今日は,幻の作品『祇園祭』(1968年)の特別上映があり,出かけた。

今回の特集期間中でも,たった1回きりの上映だ。


『祇園祭』は,日本時代劇映画史上,屈指の大作であるといって良い。

まだ五社協定の生きていた時代に,東映,松竹,東宝など各社から時代劇スターを寄せ集めた,いわゆる夢の共演作の1本だ。

東映時代劇のスターだった中村錦之助が,時代劇凋落期にあって制作に執念を燃やし,「日本映画復興協会」なる組織を立ち上げてまで実現にこぎ着けたいわく因縁付きの1本。

京都府の協力と,府民のカンパを募り,多くの俳優・女優が手弁当で駆けつけ,ついに完成を見たのだという。


しかし,この作品はまず滅多に劇場にかかることはない。

毎年,祇園祭の時期に,京都文化博物館で2日間だけ無料上映会が催され,計4回の上映があるが・・

申しわけないが,博物館の映写施設では,“劇場にかかった”とは言わない。

何しろ本作の上映権は京都府が持っていて,門外不出なのだ。


悪いけど,東京を含め,関西以外ではほとんど観られない(もちろん商用DVDなどには落ちない)。

2007年ごろ,修復ニュープリント版が制作され,京都では祇園会館で上映会があったらしい。

そして京都以外では,去年,香川県高松市の小ホールで1回だけ上映があったようだが・・

最近では,それ以外に劇場にかかった記録が確認できないのだ。

それを,シネ・ヌーヴォが借り出してくれて,1回きり大阪での劇場上映が実現した。

今日観てきたのは,そんな映画だった。


で,申しわけないけど,映画自体のレビューは次回に・・


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井川 徳道

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コメント(3件)

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遊歩人様

羨ましいです!!
私は東京在住なので、この門外不出の「祇園祭」は未だかつて観た事がありません(ρ_;)
でも、来月から大阪在住になるので、来年の今頃くらいにはもしかしたらお目にかかれるかしら…?
錦之介の時代劇は良いですよねぇ〜
若い頃の戦国武将物や一心太助なんかは、彼が登場すると思わず「よっ!待ってました!」と叫びたくなるほどでした(笑)
何と言っても華があるし、あの小気味の良い台詞回しや鮮やかな殺陣には惚れ惚れします。
最初の奥様は、以前遊歩人さんがブログで話題にされていた有馬稲子女史。
二度目は淡路恵子女史で、最後は甲にしき女史でしたね。
弟さんの中村嘉津夫(ご免なさい。字が間違っているかも)さんも歳を取ってから味のある良い役者さんになりましたよね。
さてさて、次のブログ、楽しみに読ませて頂きますので!!

まりりん
2010/06/14 21:53
遊歩人様
最近はサッカーワールドカップを観戦している為か少々寝不足気味であります。
さて、門外不出の映画「祇園祭」の内容については遊歩人さんの次のブログを楽しみにしているのですが、門外不出ではなくても、もう二度と見られないだろう日本映画の名作というのも実は随分あるのではと思う今日この頃です。
私がもう一度どうしても見たいのは1958年に公開された久松静児監督の「綴り方兄弟」という作品です。
大阪が舞台で、ふうちゃんという作文のとても上手な少年が主人公の実話です。
そもそもは私の母が「綴り方兄弟」の本を愛読していて、私が小さい時にそれを本がボロボロになるまで何度も繰り返し読んでくれていたのでした。
映画が公開された時、私はまだ生まれていませんでしたから、映画は多分十数年後にテレビで見たのだと思いますが、そのキャストに望月優子・音羽信子・森繁久弥・菅井きん・香川京子・津島恵子等のそうそうたるメンバーが出演していた様に記憶しております。
今四十路を過ぎてもう一度あの作品を見たいのですが、本は絶版し映像も一般公開は難しい様です。
まりりん
2010/06/24 13:56
上方の遊歩人さま

こんばんは。
久しぶりにコメントにお邪魔いたします。
唐突に映画とは全く違う内容の書き込みで大変、申し訳ありませんが是非お伝えしたく思いまして…。
もうすでにご存じならすみません。
実は嬉しい〜!!ことに八神純子さんがNHK総合の第42回 思い出のメロディーに出演されるんですよ!ジャンルを越えて多数の歌手の方々が出られます。
八神さんは♪みずいろの雨 ♪パープルタウンを歌われるようです。収録は8/7NHKホール。
観覧希望はすでに6/22〆切で終わってます。放送はNHK総合8/21の 19:30〜22:00
生の歌声が聴けないのが残念ですが、当日はしっかり録画しながら楽しみたいと思っています。
全く関係ないところへ情報という形でコメントしてしまいまして 本当に失礼いたしました。

映画は胸を打たれる ドキュメントタッチのものが好きですね。
フランス映画も好きです。
気分転換にたまにDVD で見たりしてます。
学生時代〜はよく大阪へ出てシネ・ヌーボや扇町のスクエアの方で見たりしたこともありましたね。。

ぺネロぺ
2010/08/04 23:10

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