上方遊歩人のクラシックシネマ考

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zoom RSS 『海の沈黙』と『抵抗』 〜カップリングの妙〜

<<   作成日時 : 2010/04/03 00:30   >>

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岩波ホール セレクションvol.1は・・

「抵抗と人間」と題し,「フランス映画の名作を連続上映!」をうたって,

全国各地で順次公開されている。

連続上映といっても,今回のラインナップは2本だけだ。

ジャン=ピエール・メルヴィルの『海の沈黙』(1947年)

ロベール・ブレッソンの『抵抗』(1956年)

梅田ガーデンシネマにかかったので,2週に分けて観にいった。


『海の沈黙』は未見,『抵抗』はずいぶん昔にBS放送か何かで観ている。

当初,何ゆえ,メルヴィルとブレッソンのカップリングなのかといぶかったが・・

観て納得がいった。

『海の沈黙』はブレッソン的で,『抵抗』と並べて観ても,驚くほど違和感がないのだ。

というより,この2本を組み合わせたのは達見だとさえ思った。


メルヴィルといえば,『いぬ』とか『ギャング』『サムライ』みたいなフィルムノワールの作家のイメージが強い。

しかし,処女作であるこの『海の沈黙』は・・

静かな緊迫感に満ちた場面づくりといい,

全編を主人公のモノローグで物語る構成といい,

ブレッソン的な何かを感じさせるものだ。

そのシチュエーションからして,台詞を使えず,モノローグで語らざるをえないので,ブレッソンの場合とは少し事情が違うが・・

それでも,比べて観てみる発想は面白いと思う。

2本とも小品だが,なかなかの逸品。

さすがは岩波ホール。この特集は是非,続けて行ってほしいものだ。


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紀伊國屋書店
2009-02-28

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