上方遊歩人のクラシックシネマ考

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zoom RSS 年末年始の恒例「歌番組」考

<<   作成日時 : 2010/01/06 00:09   >>

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昨日だったか,坂本冬美の「また君に恋してる」という曲が,「着うたフル」ランキングで,年末に急上昇したというニュースを見た。

100位圏外から一気に11位にランクインというからスゴイ!

しかも,この着うたランクは,ふだん坂本冬美の演歌など聴かない若い世代の票によるものだ。

言うまでもなく,レコード大賞と紅白歌合戦で,生で歌ったのがインパクトになったらしい。


私も偶然,レコ大で歌うのを,見るとはなしに見ていた。

知らない曲だなと思って聴いていたら・・

某焼酎のCMで,サビの部分が耳に染み付いた曲だった。

オリジナルはビリー・バンバンで,フォークソング系だから,坂本本人はコブシを回さないように気をつけていると語っていた。

それにしても,年末年始の歌番組というのは,今でもけっこう威力があるものだなと感心した。

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大晦日はテレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」から「NHK紅白歌合戦」,元旦の朝からテレビ朝日の「心に残るニッポンの歌」と続く・・

何だか知らないが,年末年始だけは,ふだんまったく聴かない演歌や古いムード歌謡にも聴き入ってしまう。

一応,サブちゃんの「祭」だけは聴いておこう,なんて思う。

つまり,日本人の恒例行事なのだ。


それにしても,「年忘れにっぽんの歌」に,因幡晃はじめ,丸山圭子,庄野真代,五十嵐浩晃らが出てきたことに,我々世代は驚いてしまう。

一節太郎が「浪曲子守唄」を,島倉千代子が「東京だョおっかさん」を歌うのと,上記ニューミュージック系アーティストたちが同じ板を踏むなんて,当時(昭和50年代頃)ならあり得ない取り合わせだ。

時とともに,「懐メロ」という括りで一緒くたになってしまうのが恐ろしかった。

最後は出演者総出で,その年のトピックとなる曲を歌うのだが・・

大半が演歌歌手という集団が合唱したのは,「あの素晴らしい愛をもう一度」。

曲の選定はそれなりにうなずけるが・・ ある種,すごい光景だった。

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紅白については,今年,また視聴率が下がったらしいが・・

まさか,永ちゃんが紅白に出るなんて!

あまりにサプライズ過ぎた。世の中変わったもんだと思った。

あと,再結成アリスの還暦パワーには脱帽。これはうれしかった。。


誰もが知っている「国民的ヒット曲」というものが絶滅して久しいが・・

歌謡界の大御所が昔のヒット曲を唸ったあと,若手アーティストとやらが複雑なダンサブルナンバーをパフォーマンスする。

その無節操なごった煮,水と油の違和感は年を追うごとにヒドクなっている。

今の老若の文化的乖離は,もはや異次元の段階に突入してしまった。

現状の紅白の演出手法では,そろそろ限界だろう。

これからどのような発展(退化?)を遂げていくのか・・

見る側の我々は,それとなしに見守っていくしかないのだが。。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
上方の遊歩人 さま

本当に遊歩人さまの的確な文章表現は下手な私にとり、勉強になります。

年末恒例の紅白歌合戦…少し見ましたが。。やはり、昭和の時代が良かったと痛感させられます。
何か…平成に入り、 年増すごとに聴き味の深みが薄っぺらく なってきたような…。
番組が作り出す空気感が30年前と比べて こうも変わってしまったか…と。

線の細すぎる傾向にある若い世代の歌唱が目立つ現在…本当の意味での人間味ある実力派の歌手がたくさんいらした昭和時代が特に聴き応えあったなぁ…と懐古主義の私です。

感性、表現力…まさに時代が人を作るんですよね。。

でもまたホンモノの歌が聴ける時代の波が押し寄せてくる予感…もしていたりします。


坂本冬美さんのカヴァー、昨年中のCMで流れ出してから 私も気になる曲となり…何度も聴く度、胸に響いてきます。
良い曲だと思います。
ペネロペ
2010/01/06 03:16
ペネロペ様
わたし,紅白では,思わずアリスに感激してしまう世代なんですが・・ 
今どきは「昭和歌謡」なんて言われて,その当時の曲がけっこう若い世代にも持てはやされていますよね。
今の曲は,ペネロペ様のおっしゃるとおり,何だか薄っぺらい印象です。欧米の真似っこで,ダンスビートに巻き舌の日本語を乗せても日本人の心には響かないのだと思います。
加藤和彦だって,忌野清志郎だって,日本語は明瞭でしたし・・
しっかりした日本語の歌が生まれる時代が,また来るといいですね。
遊歩人
2010/01/07 08:39

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