上方遊歩人のクラシックシネマ考

アクセスカウンタ

zoom RSS 山口百恵の「時代」

<<   作成日時 : 2009/12/13 15:11   >>

トラックバック 0 / コメント 0

今朝のYahoo!ニュースで目にしたのだが・・

「ザ・ベストテン 山口百恵」というDVD-BOXの発売記念イベントで・・

宇崎竜童氏が山口百恵と29年ぶりに再会したことを語った記事がフィーチャーされていた。

ソースはサンケイスポーツらしいが・・

この話は,先週,毎日新聞の「時代を駆ける」というコラムで既に明かされていたのだ。

感嘆符つきで「ニュース」として報じるには,あまりに陳腐だと思った。

まあ,そんなことはともかく・・


*******************************

宇崎竜童・阿木燿子夫妻は,山口百恵に多くの曲を提供していたのだった。

70年代の話だから,若い人たちは興味ないだろう,なんて思いがちだが・・


先日,仕事関係で若い男性と飲む機会があった。

まだ二十代半ばの彼は,なんと山口百恵のファンだというのだ。

歌唱力から何から,今の若い歌手とは比べ物にならないとベタ誉めだった。

同席していた私の二十代の後輩も,それに激しく同意していた。

山口百恵が引退したとき,カゲも形もなかったはずの彼らが発する意外な言葉に,正直,私は当惑してしまった。。


*******************************

山口百恵のデビューは1973年というから,石油ショックの年だ。

当時,小学生だった私は,初めてその姿をテレビで目にしたときのことを,なぜか今も覚えている。

第一印象は,(少し前にデビューしていた)桜田淳子にちょっと似ているな。

でも・・ 何だか暗い感じだな。。


デビュー時,山口百恵はまだ中学生・・

言っては悪いが,顔立ちは貧相だったし,歌声は低くて沈んだ感じで・・

何だかアイドルスターらしくない印象だったのだ。


しかし,そのうち「十代の性」をチラつかせる曲を歌いだし・・

テレビの連ドラや映画での三浦友和との共演が話題を呼び・・

いつの間にか,他のアイドルたちを引き離して,人気スターになっていった。


それにしても・・

山口百恵って,歌手としては,声に華やぎがなく音域も狭い。

正直,私個人的には,まるで魅力を感じなかった。

映画の主演作も,当時多かったアイドル売出しタイアップのプログラムピクチャーで,作品的には,見るべきものはなかったのだ。

大林宣彦の『ハウス』を観にいったら,オマケで山口百恵と桜田淳子の出演作付きの3本立てだった,というようなこともあった。

ところが,その人気は絶大で,世の中が魔法にかかったように「山口百恵」に魅入られていった。


あの時代,いったい何があったのだろうか?

彼女の活動した70年代,高度成長が終わって日本は長い不況に落ち,世相は暗さを増していた。

そんな時代に,複雑な生い立ちを持ち,かげりのある少女が健気に生きる姿は,どこかシンボリックで,国民的共感を呼んだのかもしれない。

そして,70年代の終焉とともに,山口百恵は21歳にして,突如芸能界を引退してしまう。

思うに,この人は,自らの「分相応」ということをわきまえていたのだと思う。

その引き際は,まことに見事なものだった。


それにしても・・

今また,山口百恵を知らない若い世代が,彼女に憧憬を覚えるのは何故なのだろう?

石油ショック以降の暗い世相を髣髴とさせる昨今・・

時代がまた「山口百恵」を求めているのかもしれない。


ザ・ベストテン 山口百恵 完全保存版 DVD BOX
TCエンタテインメント
2009-12-16

ユーザレビュー:
感動です!すごい商品 ...
完全保存版なので1つ ...
ザ・ベストテンの次は ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
山口百恵の「時代」 上方遊歩人のクラシックシネマ考/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる