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zoom RSS 都議選と名画座復興! 〜東京の隙間〜

<<   作成日時 : 2009/07/04 18:36   >>

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昨日は朝から東京にいた。

午前中,荻窪駅前に立ち寄ったら,都議選の演説の真っ最中。

宣伝カーの上には,共産党候補の横に,応援の志位和夫委員長の姿が・・


平日の朝なのに,駅前のロータリーはけっこうな人だかりで,皆,足を止めて演説に聞き入っていた。

東京は,共産党でもこんなに集客力があるんだ(失礼!)と,正直驚いた。


その演説は,もちろん,今の格差社会,貧困・生活苦の元凶たる与党の失政を批判するものだ。

時間帯からいっても,聴衆は年配の方々が多かったが・・

中には作業着姿で熱心に聴き入る若い人もいた。


********≪閑話休題≫**********


昨日,東京で新聞の片隅に,神保町シアターの広告が小さく載った。

「没後40周年 成瀬巳喜男の世界」と題した特集上映の宣伝だった。

神保町シアターは,2007年夏に開館した新しい館で,

当初は新作ロードショーをメインに,夜だけ旧作を上映していたらしい。

それが今は,邦画の旧作をメインにした本格的な「名画座」としてプログラムを組んでいる。


一方,夜,大阪に戻ってネットで情報検索をしていると・・

銀座シネパトスの3館のうち,1館が「名画座宣言」をしたという記事にぶつかった。

行ったことのない館だが,シネパトスは40周年を迎える古い映画館らしい。

今日7月4日,こちらも邦画のレトロスペクティブで幕を開けた。


東京ではほかにも,シネマヴェーラ渋谷が,最初から「名画座」を標榜して,2006年に開館している。

悔しいかな,私が東京をあとにする頃から,彼の地では,名画座の静かな復興ムーヴメントが起こっているようだ。


近年,業界はシネコン方式の無分別な急拡大により,全国の伝統ある映画館をツブして回った。

結果,映画を観るという行為自体が画一化の一途をたどり・・

どこに行っても,大手配給網に乗った「話題の新作」しか観られなくなった。

しかも,どれも1800円均一。

もともと「多様化の時代」にマッチしない戦略だったものが・・

いよいよほころびが目立って,あちこちでシネコン閉館が始まっている。


方や,名画座復興の事情としては・・

昨今の昭和ブームにも乗って,邦画が元気いっぱいだった頃の名画を観たい,というニーズが高まってきたのかもしれない。


もちろん,背景として,団塊の世代の引退などで,エルダー層の娯楽市場が広がりつつあるという事情もあるのだろう。

特に東京は文化志向の強いエルダー・シルバーの人口がずば抜けて多い。

たまにフィルムセンターの旧作上映を訪れ,そのとんでもない集客力を見ては思い知らされる。

政党にしても,映画にしても,マイノリティ(?)が生きていく隙間が東京にはあるのだ。


ともかく,今は羨ましくて仕方がない。

名画座復興のこの機運,いつ関西に波及してくるのだろう?

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