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zoom RSS シネヌーヴォのある混沌の街 「九条」

<<   作成日時 : 2009/06/10 01:40   >>

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先週末は,懲りもせず,シネ・ヌーヴォ「寺山修司 映像詩展2009」に出かけた。

観たフィルムは『トマトケチャップ皇帝 オリジナル完全版』なる何とも珍妙な作品。

まあ,映画そのものの感想はまた別の機会にゆずるとして・・


私が頻繁に利用するこの「シネヌーヴォ」という劇場・・

周辺の街も含め,混沌とした寺山修司作品を上映するのに,まったくピッタリだなと思う。


シネヌーヴォは,関西でもユニークなミニシアターだ。

ミニシアターといっても,ヨーロッパ映画の新作から,若い女性に受けそうな作品ばかりかけるチェーン館とはまったく違う。

個性的という点では,大阪でも,十三の第七藝術劇場と双璧だと思う。


ただ,ナナゲイが,新進作家らのインディペンデントな新作を優先するのに対して・・

シネヌーヴォは旧作から新作まで,実に幅広く上映してくれるので,私のような偏狂旧作ファンにはじつに有難い。

昨夏は市川崑追悼特集として,なんと60作品を一挙上映してくれた。

こんなことは,東京でもフィルムセンターや新文芸坐あたりしかやってくれない企画なので,涙が出るほどうれしかった。


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そして,大阪市西区は「九条」というロケーションが何ともいえない。

「九条」という街はひと癖あって・・

むかし栄えた歓楽街の「なれの果て」的な雰囲気が漂っている。


シネヌーヴォに通い始めたころ,周辺をウロついてみたことがあった。


地下鉄九条駅前から,大阪ドームの方に向かって,うら寂れた印象の(失礼!)商店街があり・・

それを二筋ほど東へ外れると,「松島料理組合」なる行灯が点った妙な通りがあった。


夜も浅い時間帯だったと思うが,上映までの暇つぶしに通りをブラついてみたところ・・

間口にピンク色の灯りが点った怪しげな店が並んでいて・・

店先に座ったオバサンが,「兄さん,遊んでかないの」とか声をかけてくる。


ああこれは・・ とようやく気づいた。

「松島新地」と呼ばれる古い遊廓街,かつての赤線の町だったのだ。

一見して普通の家とかマンションが並ぶ一角に,平気でそんな店が営業していて,かなり異様な光景だった。


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九条に行って,いつも困るのは,映画の時間待ちに便利なコーヒーショップ・チェーンが全くないこと。

代わりに,昔ながらの喫茶店はけっこうアチコチにある。

しかし,近ごろ,10分や20分つぶすのに350円はなかなか出しづらくなった。


むかしながらの大阪の下町に,ドトールやスタバは似合わないけど・・

時代の流れに取り残された感は否めない。


遊廓街が近いんじゃ,ファミリータウンは無理だとしても・・

大阪ドームのお膝元なのだし,街作りにも新機軸が必要だろうなと思う。


といっても,京都みなみ会館の周辺に比べれば,はるかに恵まれているし・・

まあ贅沢は言えないか。

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