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zoom RSS 岩崎良美「Wardrobe」 〜完成度の高さとギャップ〜

<<   作成日時 : 2009/02/19 01:46   >>

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先日購入した岩崎良美の復刻アルバム2枚が,ここのとこ,へヴィーローテーションになっている。

で,先日の「Weather Report」に続き,「Wardrobe」についても,ちょっと感想を書いておこうかと・・。


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1984年9月リリースだから,「タッチ」で再ブレーク(路線変更?)する前夜のアルバムだ。

今回は,全曲が作詞:康珍化/作曲:林哲司コンビによる一貫性の高い仕上がりになっている。

様々な世界が渾然一体となっていた「Weather Report」に比べると,面白さはあまりないかも・・

しかし,完成度はかなり高い。


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まず,シングルカット曲「くちびるからサスペンス」でスタート。

マイナー調だが,耳に残るキャッチーなメロディーラインだ。


次の「What's Love?」では,こんな曲も歌っていたんだ,と思った。

この時代に流行ったお洒落で大人びたシティポップ調,AORなんて呼ばれたジャンルだ。


名バラードとして評価の高い「10月のフォト・メール」のあとは,ポップで可愛らしい「ヒールとスタジャン」

これは,ちょっと松田聖子的な歌唱で,時代を感じさせて面白い。


そのあと,へヴィーで情熱的な「Fire」に,ドキッとさせられ・・

「愛はどこに行ったの」は,これまたキャッチーなメロディーで,私の好きなタイプの曲。


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全体に非常にクオリティが高いと思う。

ちょっと物足りないのは,フルアルバムとしては少なめの8曲しか入っていなくて,アッという間に終わってしまうこと。

(復刻版はシングルコレクション10曲がプラスされていて,まったく不満はないわけだが・・)

もう1曲,良美ワールドの一つの特長である不思議な「格調」のある曲・・ 

例えば「恋ほど素敵なショーはない」や「ラストダンスには早過ぎる」のような曲が一つあれば,完璧だったのに・・

な〜んて,あんまりゼイタクだわな。


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それにしても,この頃の良美嬢の歌唱は変幻自在というのか・・

キュートでポップな曲からハードな曲,スローバラードから洒落たAOR調の曲まで,何を歌っても破綻がない。

しかし,これは見方を変えると,つかみ所がないということになるのかもしれない。


岩崎良美についてはデビュー以来,どうしてもアイドルのイメージが強かった。

80年代のあの頃,アイドルはアイドルらしく,本格派は本格派らしくが定番路線だった。

大人のポップスファンはアイドルを振り向かなかったのだ。


このアルバムを聴いてつくづく思うことは,楽曲と歌唱のレベルが高いがゆえに,本人のキャラクターイメージとのギャップが開いてしまったのではないか。

この後,あの「タッチ」の思いがけない大ヒットで,青春恋歌路線に乗っていくことになる。

その話については,また機会があれば・・

「Weater Report」の感想へ



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