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zoom RSS 『おくりびと』アカデミー受賞騒動に思う

<<   作成日時 : 2009/02/26 23:57   >>

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3泊4日の出張からようやく戻り,久々のブログ更新ということで・・


この間に,アメリカ・アカデミー賞の外国語映画部門で,日本の『おくりびと』が受賞して,ひとしきり騒がれた。

同部門が「特別名誉賞」と呼ばれた時代に,稲垣浩の『宮本武蔵』(1955年)が受賞して以来らしく,54年ぶりなんだとか。

アメリカで人気の高いあの「黒澤明」でさえ,外国語映画賞になってからは獲れなかった賞なのだから,確かに「快挙」なのに違いはあるまい。


でも・・

高揚気分に水を差すようでアレだが・・ ちょっと騒ぎすぎだとも思う。


どうも勘違いされているふしがあるが,「アカデミー賞」は国際映画賞ではない。

アメリカ一国だけのローカルな映画祭であり,アメリカ国内で上映された作品からハリウッド映画人が賞を決める,基本的にアメリカ映画だけの祭典だ。


日本では,特に戦後は,映画界も,マスコミも,一般の映画ファンも,こぞってハリウッド礼賛なので,どうしてもアカデミー賞に注目が集まるが・・

しかし,ステイタスとしては,カンヌやベルリン,トロント等の「国際映画祭」の方が高いはずだ。


それらを差し置いて,アメリカ映画だけの祭典が注目されるのは,これはやはり,商品としてのマーケット規模の問題なのだろう。


今の世界経済と同じく,「アメリカ」の影響下に物事が左右される状況は,そう容易に解消されるものではないのに違いないが・・

「映画」の本質にとって,それが幸福なのかどうかは,ずっと先の未来に,「歴史」の裁定を待たねばならないのだと思う。


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