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zoom RSS 標準語と大阪弁と関西弁

<<   作成日時 : 2008/12/30 15:32   >>

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この年末で,東京から大阪に戻って2年半になる。

関西生活のリハビリ?もだいたい終わったかな・・という今日この頃。

それまで東京地方に8年ほど住んでいて,正月などで帰省して実家や昔の友人に会うたびに,よく言葉のおかしさを指摘された。

“東京弁になって気持ちが悪い”と非難されたのだ。 自分ではなかなか気づかないものだ。


東京にいる頃,大阪出身だと明かすと,よく驚かれた。「ずっと東京の人だと思ってました」,「ぜんぜん関西弁が出ないんですね」・・

大阪人はどこに行っても大阪弁で通す!などとマコトシヤカに言われる。

そりゃ,年配の方はなかなかイントネーションを直せないことが多いし,話し方のアクが強い人もいるけど,そんな場合でも,実は,アクセントが違うだけで,大阪弁で話しているわけではないことが多い。


標準語(と呼ばれる東京地方の言葉)と大阪弁では,会話の間とリズムがまるっきり違うし,表現上のニュアンスやジョークの織り交ぜかたがぜんぜん違う。

東京にいて一人だけ大阪弁では,リズムがまるで合わないし,意思疎通にソゴを来たしてしまうとすら感じる。

だから,知らず標準語が身についてしまっていたのだ。

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いまはもう,私もほとんど大阪弁に戻っている。

しかしながら,仕事上で関わる,関西以外の人とは,知らぬ間に標準語で話している自分に気づく。

内心,後ろめたい思いだが,ある一定の距離を保ち,節度をわきまえるのに,この言葉は適しているのだ。

さすが,明治期につくられた官製語だと思う。 日本じゅう津々浦々,どこから人がやってきても困らないようにできている。

大阪弁は表現は豊かで融通ムゲだし,親しみを込めるにはいいが,あまりにもベタベタとしすぎて,(特に東日本では)ビジネスに向かないし・・

何しろ,ネイティヴ以外には使いこなすのが難しすぎる。

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よく「関西弁」という言いかたをするが,それはいったい何?と思うことがある。

私は大阪の北部に生まれ育ち,通算すると13年ぐらい京都で働いているが,京都弁と大阪弁は,そりゃ,だいたいのイントネーションは似てはいるけど,実はかなり違う。

神戸や姫路方面の人と話すと,もっと違うし,それどころか,大阪弁だって一つじゃない。

私は大阪でも河内北部の育ちだが,大学に入った頃,同じ大阪府内でも泉州地区の人々と初めて接して,カルチャーショックを受けた。

時おり,よく解からない言葉や言い回しが混じって???だし,何しろ文化的背景がまるで違った。

彼らは岸和田祭りは“日本の祭”だと思っていて,祭りのときは学校や会社など休んで当たり前みたいな感覚だったりする。

慣れるまでは,“何ゆうてんのかようわからん” ことがけっこうあった。

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今,京都でも,ホンモノの「京言葉」を話す人は減っているようだし,大阪でも,生粋の商人言葉を話せるのは,落語家のような職種の人だけになっている。

また,東京発のテレビ番組などに関西の言葉が常用されるようになって久しい。
だいたい“メチャ××!”なんて言い回しは,昔は東京にはなかった。

メディアの発達や人の移動で,地方性は失われ,日本全体がシームレスになっているのかもしれない。何だか寂しい気がするのは私だけだろうか・・

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